そもそも公認会計士は何をする人なのでしょうか?
本日もブログへお越しいただき、ありがとうございます。
こんにちは。公認会計士の小林祐士です。
本日は、そもそもの話になりますが、公認会計士というのはどんな仕事をする人なのかについて解説します。
実は、私の嫁さんも公認会計士って名前は聞いたことがあるけれど、何をやっている人たちなのかは全然分からないと言っていました(^^ゞ

公認会計士の独占業務とは?

ここでは、公認会計士でないと出来ない仕事について見てみます。
例えば、お医者さんであれば医師免許がなければ医療行為を行ってはならないとされている様に、公認会計士についても、この資格がなければ行ってはならない業務が「公認会計士法」に定められています。このように特定の資格がないと従事できない業務のことを、「独占業務」と言います。

株価に影響をあたえるもの

東京証券取引所などの株式市場に株式を公開している企業を上場企業と言いますが、株式市場では企業の業績等に応じて株価という値段が付き、売買の取引が行われています。この株価がどのような要因によって値付けされるかですが、大きく影響するのは、企業が公表する決算書になります。
決算書が適切に作成されているのであれば問題はないのですが、決算書を作成するのは当然、企業です。

企業が作成した決算書をそのまま信用できるか

企業としては、できれば株価が高くなることを望みますので、例えば業績が悪化していてもそれを隠し、業績が良いようにみせることも出来てしまいます。そうすると、その企業の決算書を信じて取引をした人が損をしてしまうおそれも出てしまいます。
そこで、企業が作成した決算書がルールに従って適切に作成されているか否かを第三者にチェックしてもらおうという流れが出てきました。この第三者によるチェックをする人が公認会計士となりました。このチェック及び公認会計士としての決算書に対する意見を表明することを「監査証明」といいます。
このように、企業が作成した決算書がルールに従って適切に作成されているか否かを判断して、その結果を報告する監査証明業務が公認会計士に与えられた独占業務になるのです。
近年では、企業に限らず、大規模な公益法人や社会福祉法人、医療法人などについても公認会計士の証明が必要とされるようになって来ております。

「巡回監査」とは違うのでしょうか?

某税理士グループが新聞広告でも掲載している「巡回監査」というものは、公認会計士の独占業務である「監査」とは全くの別物です。「監査」は税理士でもできると誤解されている方もいらっしゃいます。確かに「監査」という用語がついているので紛らわしいのですが、監査証明業務は公認会計士しか出来ない業務であり、会計士以外の人が監査証明業務を行うことは公認会計士法違反となります。
本日はここまでになります。